2025.06.26

スマホのデータ容量はどれくらい必要?用途別・ユーザー別に最適なギガ数を徹底解説

目次

「スマホのギガ、どれくらいがちょうどいいの?」これはスマホ契約時に多くの人が悩む疑問です。

この記事のまとめは以下になります。

  • スマホのデータ容量=月に使う通信量のこと
  • 自分の利用スタイルにより、必要なギガ数は変わる
  • 毎月の通信量はスマホの「設定」から確認できる
  • 節約術を使えば、小さな容量でも快適に利用可能
  • 無制限にこだわらず、適正なプラン選びが通信費を抑える鍵

YouTubeを観たり、LINEでやり取りしたり、テザリングしたりと、使い方は人それぞれですが、使いすぎると追加料金が発生し、余らせると無駄になります。

以降の各セクションでは、スマホのデータ容量(ギガ数)の基礎知識から、用途別・ユーザー別の最適な容量の目安、通信量の節約方法、プラン選びまでをわかりやすく解説します。

スマホのデータ容量(ギガ)とは?

📌通信量とストレージ容量の違い

まず混同しがちなのが、「スマホのデータ容量(ギガ)」=通信量であり、スマホ本体のストレージ容量(32GB・128GBなど)とは異なる点です。

下の表では、「通信量(データ容量)」と「ストレージ容量」の違いについてを纏めています。

項目 内容 例えば
通信量(データ容量) モバイル通信で送受信するデータの量 ネット・動画・SNS利用時の通信
ストレージ容量 スマホ本体に保存できるデータ量 写真・動画・アプリなど

📌 1GBで何ができるのか?

「1GB」と聞いてもピンと来ない人も多いかもしれません。以下に1GBの通信量でできることの目安をまとめました。
「動画」や「通話アプリ」は通信量を多く消費する傾向にあるため、ヘビーユーザーは特に注意が必要です。

利用内容 1GBでできる量(目安)
Web閲覧(軽め) 約3,500ページ
LINEのテキスト送信 約50万通
LINE通話(音声) 約55時間
YouTube視聴(標準画質) 約2時間〜3時間
Zoom会議(1対1) 約1.5時間
Googleマップ利用 約3〜5時間

スマホのデータ容量はどれくらい必要?

📌 用途別・通信量の目安

まずは、用途ごとに必要な通信量(ギガ数)をざっくりと把握しましょう。
以下は、一般的な使い方に対する月間目安で、重要な点は、自分の「月間の平均利用量」を把握することです。

まずはスマホの「設定」から通信量を確認してみましょう。

利用スタイル 月の目安ギガ数 主な使い方
ライトユーザー 1〜3GB メール、LINE、ニュースの閲覧など
標準ユーザー 5〜10GB SNS、YouTubeの視聴(時々)、アプリ利用
ヘビーユーザー 20〜50GB以上 毎日動画視聴、ゲーム、テザリング、Zoom会議など
テレワーク/在宅勤務 50GB〜無制限 Web会議、資料DL、VPNなど大容量通信が発生
家族共有(シェアプラン) 30〜100GB 家族の利用をまとめてカバー

📌 ユーザータイプ別・おすすめ容量

ユーザータイプ おすすめ容量 ポイント
高齢者やスマホ初心者 〜3GB
  • 電話やLINEが中心。動画やSNSはあまり使わない。
  • 格安SIMのミニプランで十分な場合が多い。
学生(高校生・大学生) 5〜20GB
  • SNSや動画視聴が多く、Wi-Fi環境があるかどうかで変動。
  • オンライン授業やゲームアプリも要注意。
社会人(営業・テレワーク) 10〜50GB
  • 地図アプリ・オンライン会議・業務用チャットなど、アクティブな利用が多い。
  • 外出先での利用が多ければ20GB以上は欲しい。
子ども用スマホ・キッズ携帯 〜1GB程度
  • 通話や保護者とのLINEのみ。
  • GPS追跡や連絡目的で、節約型の契約で十分。

📌ギガが足りない・余る人の特徴

ギガ数の消費状況 よくある原因
毎月ギガが足りない SNS・動画・ゲームなどをモバイル通信で多用/Wi-Fi未接続/バックグラウンド通信
毎月ギガが余る 外出先ではあまり使わない/Wi-Fi中心/動画を見ない/データ節約設定をしている

「余っている=無駄に高いプランを契約している」可能性もあるので、自分の使用実態に合わせて容量を見直しましょう。

スマホのデータ容量を賢く節約する方法についてはこちら

スマホのデータ使用量を確認する方法

「自分が毎月どれくらいギガを使っているのか分からない…」
そんな方は、まずスマホの設定から通信量をチェックしてみましょう。

📌 iPhoneの場合

  1. 「設定」アプリを開く

  2. 「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」を選択

  3. 「現在までの合計データ通信量」が表示される

  4. 必要に応じてリセットして、1ヶ月単位でチェック可能

※ iPhoneでは自動リセットされないため、毎月の更新日などに手動リセットするのがコツです。

📌 Androidの場合

  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」
  2. 「モバイルネットワーク」→「データ使用量」
  3. 月別の通信量が表示され、アプリ別の消費量もチェック可能

💡Androidはアプリごとの通信量を把握できるので、どのアプリがギガを消費しているか可視化しやすいのがメリットです。

スマホのデータ容量や使用料の確認方法についてはこちら

データ容量を節約する方法

ギガの無駄遣いを防ぐには、ちょっとした工夫が効果的です。

📌 節約術①:Wi-Fiを積極的に使う

  • 自宅や会社、カフェではWi-Fi接続を優先する
  • 公共の無料Wi-Fiも利用(ただしセキュリティに注意)する

📌 節約術②:動画や音楽はオフライン再生で視聴する

  • YouTube PremiumやSpotifyでは、動画・音楽を事前にダウンロードできる
  • 通信量をほぼ使わずに楽しめる

📌 節約術④:SNSの自動再生をオフにする

  • Instagram・Twitter・TikTokなどの動画自動再生が通信量を圧迫
  • 各アプリの「設定」からオフにすることで節約効果大

📌 節約術⑤:低データモードを活用

  • iPhone:「設定」→「モバイル通信」→「通信オプション」→「低データモード」を設定することでバックグラウンド通信を抑制
  • Android:機種により異なるが、「データセーバー」モードをオンにすることでバックグラウンド通信を抑制

💡 節約を心がけることで、今より安いプランに切り替える判断材料にもなります。

スマホのネット通信速度が遅い!通信速度でお困りの方はこちら

スマホのデータ容量プランの選び方

スマホの契約で失敗しないためには、自分の利用スタイルに合ったプランを選ぶことが重要です。

📌 各キャリアの主なデータ容量プラン

キャリア ミニプラン スタンダード 大容量・無制限
ドコモ 1GB(eximo) 5〜20GB(ahamo) eximo(無制限)
au 3GB(povo) 20GB(povo/使い放題トッピング) 使い放題MAX
ソフトバンク ミニフィットプラン+ メリハリ無制限/LINEMO 20GB メリハリ無制限
楽天モバイル 1〜3GB/20GB段階制 無制限(楽天回線エリア内) 無制限

☝️ 使い放題を選ぶより、「自分の使用量を知ってから最適化」することが節約のカギになります。

スマホのデータ容量は「使い放題」と「上限有り」どちらが良いか迷っている方はこちら

📌 格安SIMも選択肢に

月に3GB〜10GB前後であれば、格安SIM(MVNO)も非常にコスパが高いです。

  • mineo/IIJmio/OCNモバイルONEなど、多様な選択肢
  • 月額1,000円台〜利用可能
  • 通信速度やサポート体制を確認して選びましょう

📌 家族・法人は「シェアプラン」も検討

家族で契約している場合は、ギガをシェアするプラン(例:ドコモのeximoグループ)もあります。
法人・ビジネス向けにも、複数台まとめて契約すると割引が適用されるケースが多いです。

スマホのデータ容量やギガ数に関するよくある質問

  • スマホのギガを使い切ったらどうなる?
    • 通信速度が大幅に低下します(最大128kbps〜1Mbps)。ほとんどの作業が困難になりますが、Wi-Fi環境があれば問題なし。
  • ギガの追加購入はできる?
    • 可能です。各キャリアや格安SIMで「追加チャージ」が用意されています(例:1GB=550円など)
  • スマホのギガは繰り越せる?
    • 一部のキャリアや格安SIMで対応あり(UQ mobileなど)。ただし、繰り越しの有効期限は翌月末までのことが多いです。
  • 家族でまとめたほうが安くなる?
    • はい。家族割引やデータシェアプランを活用すれば、1人あたりの料金が下がるケースも多いです。

おわりに

スマホのギガは「なんとなく」で選ぶと、使いすぎて高額請求になったり、逆に無駄に高いプランで損をしたりします。
まずは自分の使用実態を知り、必要な容量を見極めることが、スマホ料金の見直し・節約への第一歩です。

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