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法人携帯の契約形態には、大きく分けて「誰の名義で契約するか(法人名義/個人名義=BYOD)」と「端末をどう用意するか(購入/レンタル・リース)」という2つの軸があります。この記事では、それぞれのメリット・デメリットを整理し、自社に合った選び方を解説します。

この記事でわかること
  • 法人名義契約と個人名義(BYOD)運用、それぞれのメリット・デメリット
  • 端末を購入する場合とレンタル・リースにする場合の違い
  • どのような会社にどの契約形態が向いているかの目安
  • 契約名義を切り替える際に注意すべきポイント

法人名義と個人名義(BYOD)、何が違う?

法人名義とは、会社がキャリアと直接契約し、会社の資産として端末・回線を保有する形態です。一方、個人名義(BYOD=Bring Your Own Device)とは、社員が個人契約しているスマートフォンを業務にも利用する運用形態を指します。

法人名義とBYOD、5つの観点で比較

法人名義と個人名義(BYOD)の比較
比較項目 法人名義 個人名義(BYOD)
契約名義 会社 社員個人
費用の負担 会社が一括負担 社員が立て替え、後日精算する運用が一般的
セキュリティ MDM等でシステム的に一元管理しやすい 会社側での管理が難しく、対策が個人任せになりやすい
プライバシー 業務専用の番号を分けられる 取引先に個人の電話番号を知られるリスクがある
導入スピード 契約・設定の事務手続きが必要 手続きがほぼ不要ですぐ使い始められる

法人名義は会社としての一元管理・法人向け割引の利用がしやすい一方、契約事務の負担があります。BYODは初期コスト・導入スピードで有利ですが、情報管理や退職時のデータ削除保証、通信費精算の運用ルール整備が課題になります。

BYODから法人名義への切り替えを検討している方は、法人携帯をやめてBYOD(個人端末利用)に切り替える場合の注意点(逆パターンの注意点)もあわせてご参照ください。

端末は購入する?レンタル・リースにする?

契約名義とあわせて検討したいのが、端末の調達方法です。

購入とレンタル・リースの比較
比較項目 購入 レンタル・リース
初期費用 高め(端末代を一括負担) 低め(月額費用に含める形が多い)
資産管理 会社の資産として計上・管理が必要 資産計上が不要(サービスにより異なる)
機種更新 買い替えのタイミングを自社で判断 契約満了時に新機種へ更新しやすい
中途解約 端末は手元に残る 契約内容により違約金が発生する場合がある

購入が向いているケース:長期間(3年以上)同じ端末を使い続ける予定がある、資産として保有したい場合。

レンタル・リースが向いているケース:初期費用を抑えたい、定期的に最新機種へ更新したい、繁忙期のみ一時的に台数を増やしたい場合。

自社に合った契約形態の選び方(まとめ)

  • 情報管理・セキュリティを重視するなら法人名義+購入、またはMDM併用のレンタルがおすすめです。
  • 初期コストを抑えたいスタートアップ・小規模事業者は、法人名義でのレンタル契約から始める選択肢もあります。
  • 個人名義(BYOD)は初期コストを抑えられますが、情報管理上のリスクを理解した上で運用ルールを整備することが前提になります。

より広い「選び方」の全体像は法人携帯の選び方完全ガイドもあわせてご覧ください。セキュリティ体制の詳細はMDMとは?で解説しています。

よくある質問

Q BYODと法人名義、どちらが多くの企業で採用されていますか?
A
情報管理のしやすさから、業務利用が中心の企業では法人名義での契約が一般的です。BYODは主に、台数が少ない企業や、緊急連絡用の補助的な位置づけで利用されるケースが多い傾向にあります。
Q 端末を購入した場合、減価償却はどう考えればよいですか?
A
端末の取得価額によって、資産計上・減価償却が必要になる場合があります。具体的な会計処理は、税理士・会計士にご確認ください。
Q レンタル契約は途中で解約できますか?
A
契約内容によって異なります。契約満了前に解約すると違約金が発生する場合があるため、契約前に解約条件を確認することをおすすめします。
Q BYODから法人名義に切り替える際に注意することは?
A
個人名義の電話番号を引き継ぐ場合はMNP転出入の手続きが必要です。また、切り替えのタイミングや条件は個別の契約状況によって異なるため、契約中のキャリアや代理店にご相談ください。
専門家 監修
福元俊輔

福元俊輔

福元俊輔

役 職
関東TMユニット責任者
保有資格
  • ソフトバンククルー
日本全国を舞台に、法人向け携帯端末の導入・運用をサポート。ソフトバンクの「スタークルー」に認定された確かな実績と、2026年6月時点で55万台の導入を誇る組織のノウハウを武器に、法人携帯のスペシャリストとして活躍する。豊富な導入実績に裏付けられた専門知識を有し、法人携帯の提案からトラブル対応までの圧倒的なサポート力を強みに、全国の企業から支持されている。