目次
法人携帯(社用携帯)の選び方とは、「どのキャリアが安いか」だけで決めるものではなく、通話中心かデータ通信も必要かという用途、契約先、必要な台数、契約名義、セキュリティ体制など、複数の軸を順番に整理して検討するプロセスのことです。この記事では、法人携帯の導入・見直しを検討している方向けに、何から考えればよいかを1つずつ整理して解説します。
- 法人携帯の選び方は「用途」「契約先」「キャリア・プラン」「台数」「契約名義」など複数の軸で整理できること
- 法人携帯導入のメリット・デメリットの全体像
- キャリア直営店・代理店・格安SIM、それぞれの向き不向き
- 料金は月額だけでなく、端末代・初期費用まで含めた総額で比較すべきこと
- セキュリティ対策としてMDM導入を検討すべき目安
法人携帯導入のメリット・デメリット
まず、法人携帯を導入すること自体のメリット・デメリットを整理します。
| 観点 | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|
| コスト | 法人向け割引・法人限定プランを利用でき、個人携帯への通信手当支給より総コストを抑えやすい | 端末代・月額料金という新たな固定費が発生する |
| セキュリティ | MDMによる遠隔ロック・データ消去など、会社として対策を統一できる | 導入・運用のための初期設定に手間がかかる |
| 経理・管理 | 利用料金が一元請求され、個人携帯利用時のような通話明細からの精算作業が不要になる | 契約手続き・台数管理の事務負担が発生する |
| プライバシー・働き方 | 業務用番号を分けられ、社員のプライベートを守れる | 勤務時間外の連絡が常態化しないよう、運用ルールの整備が必要 |
通話中心か、データ通信も必要かで選ぶ
法人携帯の選び方で最初に整理すべきなのは、キャリアではなく「何に使うか」という用途です。
- 外線対応や来客対応など、通話がメインの業務であれば、操作がシンプルで電池持ちの良いガラケー(法人向け)が適しています。詳しくは法人ガラケーのプランをご覧ください。
- メール・チャットツール・業務アプリの利用も想定される場合は、スマートフォンが適しています。詳しくは法人スマホのプランをご覧ください。
弊社が実施したアンケートでも、業務での携帯電話の利用は通話の比率が一定数を占めるという結果が出ています。「とりあえず高機能なスマホを全員に配布する」のではなく、実際の利用シーンに合わせて機種タイプを選ぶことが、後々のコスト最適化にもつながります。
契約先で選ぶ|キャリア直営店・代理店・格安SIM
法人携帯は、どこで契約するかによっても選び方が変わります。
- キャリア直営店:通信品質やキャリア独自の法人サポートを重視したい会社向け。
- 代理店:複数キャリア・複数端末を比較しながらまとめて相談したい会社向け。台数が多い場合や、はじめて法人携帯を導入する場合は、代理店経由の方が条件を比較しやすい傾向があります。
- 格安SIM:月額コストを最優先したい会社向け。ただし法人契約では、請求書払いへの対応可否やサポート範囲も確認が必要です。
携帯ショップ(キャリア直営店)と代理店の違いをより詳しく知りたい方は、法人携帯とは?個人契約との違いとメリット・デメリットの「携帯ショップと代理店の違いとは?」の章をご覧ください。また、法人携帯ドットコムを代理店として選ぶメリットは法人携帯ドットコムが選ばれる理由にまとめています。
なお、契約先を決める際は1社だけで即決せず、複数社から見積もりを取って比較することもおすすめします。料金だけでなく、端末の在庫・支払い方法・契約後のサポート範囲まで含めて比較すると、契約後のミスマッチを防ぎやすくなります。
キャリア・料金プランで選ぶ|総額とかけ放題・データ容量の目安
用途と契約先が固まったら、次はどのキャリアと契約するか、どのプランにするかを検討します。docomo・au・ソフトバンクの大手キャリアだけでなく、楽天モバイルや格安SIMも選択肢に入ります。各キャリアの法人プランの料金・特徴を比較したい方は、法人携帯のキャリア比較記事をご確認ください。
月額だけでなく総額で比較する
料金プランは月額の安さだけで判断せず、端末代・初期費用・キャンペーン適用条件まで含めた総額で比較することが大切です。また、法人契約では請求書払い・口座振替・一括請求への対応可否も、経理処理のしやすさに直結する確認ポイントです。
かけ放題は「対象範囲」まで確認する
通話が多い部署では、かけ放題オプションの有無が月額に大きく影響します。「完全かけ放題」なのか「1回5分・10分までの通話が無料」なのかで実際の使い勝手は変わるため、対象範囲まで確認しましょう。
データ容量は業務内容から逆算する
データ容量は、メールの送受信・Webページの閲覧・オンライン会議など、業務でどの程度通信するかから逆算して選びます。オンライン会議を毎日1時間程度行う場合はまとまったデータ容量が必要になるため、外出先での利用が多い社員は容量に余裕を持たせておくと安心です。
契約台数・契約条件で選ぶ
何台契約すればよいかは、部署ごとの人数だけでなく、今後の増員予定やスペア端末の必要性も踏まえて決める必要があります。詳しい決め方は法人携帯は何台必要?契約台数の決め方と失敗しない選び方で解説しています。
また、1台や数台からの小規模導入を検討している方、個人事業主・設立直後の会社の方は、契約可否や必要書類が通常の複数台契約と異なる場合があります。はじめて法人携帯を導入する方は新規導入ガイドで必要な手続きをあらかじめご確認ください。
新規導入・乗り換え・機種変更、どのシーンかで選ぶ
すでに法人携帯を利用しているか、これから初めて導入するかによって、必要な手続きが異なります。
契約名義・契約形態で選ぶ
法人名義で契約するか、社員個人の端末を業務利用(BYOD)するかも、選び方の重要な軸です。また、端末を購入するかレンタル・リースにするかによって、初期費用・資産管理の負担も変わります。詳しくは法人携帯は法人名義?個人名義(BYOD)?契約形態の選び方で解説しています。
弊社アンケートでは、会社携帯を忘れた際などに個人携帯を業務で利用した経験があると回答した方が一定数おり、BYOD運用の実態が垣間見える結果となりました。
セキュリティ・管理体制で選ぶ
台数が増えるほど、紛失・盗難時の情報漏洩リスクへの備えが重要になります。弊社アンケートでは携帯電話の紛失経験がある方はごく少数でしたが、紛失時の被害の大きさを踏まえると、MDM(モバイルデバイス管理)による遠隔ロック・データ消去などの備えは、台数規模に関わらず検討する価値があります。あわせて、私用アプリの利用制限や、紛失時にどこへ報告するかといった運用ルールを事前に決めておくと、導入後のトラブルを防ぎやすくなります。詳しくはMDMとは?法人携帯・法人スマホ管理の仕組みと導入メリットをご覧ください。
便利機能・オプションで選ぶ
通話定額オプションやデータシェア、業務効率化アプリの利用など、プランに付帯するオプションも選び方の判断材料になります。詳しくは法人携帯の便利機能・オプションをご覧ください。
コストで選ぶ
台数×プラン料金だけでなく、初期費用・オプション費用まで含めたトータルコストで比較することが重要です。実際の料金イメージをつかみたい方は法人携帯の料金シミュレーションをご利用ください。
弊社アンケートでは、料金プランの見直しを「したことがない」という回答が最も多く、見直しを行っている場合でも「1年に1回」が最多という結果でした。契約時に決めたプランのまま数年間見直していないケースも多いと考えられるため、契約更新のタイミングなどで定期的に見直すことをおすすめします。
まとめ|次のステップ
ここまで、法人携帯の選び方を「用途」「契約先」「キャリア・プラン」「契約台数・契約条件」「契約シーン」「契約名義」「セキュリティ」「オプション」「コスト」の軸で整理してきました。検討がまとまったら、お問い合わせから利用開始までの流れをご確認のうえ、お気軽にお問い合わせください。複数社の見積もりを比較検討したい方も、まずはお気軽にご相談ください。
法人携帯の選び方に関するよくある質問
Q
法人携帯を選ぶときに最初に確認すべきことは何ですか?
Q
キャリア直営店と代理店、どちらで契約すべきですか?
Q
台数が少ない場合でも法人名義で契約すべきですか?
Q
MDMは何台くらいから導入を検討すべきですか?
Q
法人携帯の料金プランはどのくらいの頻度で見直すべきですか?
この記事の著者
法人携帯ドットコム編集部
福元俊輔
福元俊輔
- 役 職
- 関東TMユニット責任者
- 保有資格
- ソフトバンククルー
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