2024.12.10

社用携帯(業務用携帯)はガラケー?スマホ?選ぶ際のポイントを解説

目次

7割を超える人がスマホを選択!

2019年における個人のモバイル端末の保有状況は、「スマートフォン」を保有する割合は67.6%、「ガラケー(PHSを含む)」を保有する割合は24.1%となっています。

出典:総務省 情報通信白書令和2年版「情報通信機器の保有状況」

また、法人の「スマートフォン」を保有する割合は過半数を占めつつあるといわれ、スマートフォンの普及が広がっています。
※MM総研は「法人ユーザーにおける携帯電話/スマートデバイスの導入配布状況・ニーズに関する調査(2015年度版)」より

ガラケーは通話機能が中心となるのに比べ、スマホは業務への活用度が高い機能やツールの利用が可能となり、業務効率を改善する効果は大きいと言えます。
本記事では社用携帯として利用するには、ガラケーとスマホどちらが良いのか、選ぶ際のポイントを解説します。

ガラケー、スマホを選ぶ際のポイント

ガラケー、スマホどちらもメリット・デメリットがありますが、まず、社用携帯の利用目的を明確にすることが大切です。
利用目的に併せて選択することで、自分(会社)に合った携帯電話を導入することができます。

例えば、利用目的が「通話」だけの場合は、「ガラケー」を。

「通話」だけでなく、「インターネットサービスも利用」する場合は、「スマホ」を。

ご利用ニーズにあった携帯電話を選ぶことをおすすめします。

社用携帯(業務用携帯)ガラケー、スマホを選ぶ際のポイント

社用携帯にガラケーを選ぶ大きなメリットとしては以下になります。

    • 月額利用料金が安い
    • バッテリーの持ちがいい

などが挙げられます。

他にも、シンプルな操作性で誰でも使いやすいことも挙げられます。

それでは詳しく見ていきましょう。

【参考】ガラケープランについてはこちらから

メリット1:月額利用料金が安い

スマホと比較すると、ガラケーの方が圧倒的に安い料金で利用することができます。

携帯電話の平均月額利用料金で比較すると、ガラケーはスマホのおよそ半分の金額で利用できます。

最新のガラケー(ガラホ)では、LINEや地図アプリなどスマホの利便性を兼ね備えた機種もあるので、とにかくコストを抑えたい方におすすめします。
とはいえGooglePlayストアなどには対応していないため、通話とWEB閲覧、LINEの利用ができる程度になります。

メリット2:バッテリーの持ちがいい

シンプルな機能が故に、電池の消費を最小限に抑えることができるため、圧倒的にバッテリーの持ちがいいです。

【バッテリーの持ち時間比較】

ガラケー スマホ
1週間 17時

※ガラケーはDIGNO® ケータイ3の場合
※スマホはiPhone 12でビデオ再生時の場合

スマホ利用者は外出先での充電切れを心配して、モバイルバッテリーを持ち歩いているケースも多いですが、ガラケーであればそんな心配は必要ありません。
外出していることが多い業種や職種の場合、こういった理由でガラケーを選ぶ方もいます。

 

社用携帯にスマホを選ぶメリット

社用携帯にスマホを選ぶ大きなメリットは、以下になります。

    • 業務効率の改善が可能
    • 場所を選ばず業務が可能
    • 社内外の円滑なコミュニケーションが可能

などが挙げられます。

それでは詳しく見ていきましょう。

メリット1:業務効率の改善が可能

スマホでは、多くのビジネス向けクラウドサービス(アプリ)の利用ができるため、業務効率の改善につなげることができます。

チャットやSNS、勤怠管理、スマホ内線化等、多様なクラウドサービスが展開されています。
こうしたクラウドサービスの利用で、通話」機能を大きく超えた、幅広い使い方を可能とします。

また、クラウドサービスを導入した際の効果については、「非常に効果があった」又は「ある程度効果があった」と回答した企業の割合は8割を超え、導入した多くの企業が効果を感じています。

出典:総務省 情報通信白書令和2年版「企業におけるクラウドサービスの利用動向」

具体的な活用事例を挙げると、運送業の場合、白ナンバーの事業者も飲酒運転を防止するためにアルコール検査が義務付けられましたが、この検査をスマホで行うことが可能です。
スマホ連携可能なアルコール検知器を利用することで、責任者が検査時に立ち会う必要がなくなり、GPSや自動で顔写真を撮影する機能でなりすましなどの不正も防止することができます。

【参考】スマホ連携可能なアルコール検知器の活用についてはこちらから

他にも、夜勤や日勤など全従業員が一度に顔を合わせることが難しい業種では、引継ぎ業務に時間や手間がかかっているケースがあります。
引継ぎ内容をビジネスチャットで関係者に送信しておけば、それぞれのタイミングで確認することができ、既読機能を使えば共有漏れも防ぐことができます。
また、施設などで起きたトラブルを全従業員に一斉共有することで、危機管理意識を全社で高めることができます。

【参考】業務効率改善につながるスマホ内線化についてはこちらから

メリット1:場所を選ばず業務が可能

クラウドサービスの利用によるメリットとして、場所を選ばずに業務ができる点も大きなメリットといえます。

外出先など、オフィスにいなくても業務の進捗管理やファイル共有、顧客へのフォロー架電などを可能にします。
ノートパソコンでも同様の作業を行うことはできますが、外出先で業務の確認をしたい場合は持ち運びの観点からスマホの方が小さく、軽いため便利です。

そして、ExcelなどのOfficeもアプリを提供しており、ファイルの編集もスマホで行うことができます。
営業先などで急遽書類作成が必要になった際などに活用することができます。

他にも、スマホ内線化アプリを活用することで、スマホから会社の番号を利用した通話ができるようになります。
そのため、コールセンター業務のリモートワーク化を可能とします。
こうしたクラウドサービスをスマホと一緒に利用することで、場所を選ぶことなく業務ができ、多様な働き方への柔軟な対応を可能とします。

また、情報事故などの懸念からセキュリティ面を心配される方も多くいらっしゃいますが、法人向けの強固なセキュリティサービスも多く提供されており、情報漏えいなどを防ぐことができます。
メールでのコミュニケーション時によくある「誤送信」による情報漏えいに関しては、ビジネスチャットを利用することで利用ユーザー以外に送信される心配がなく、安心して利用することができます。

メリット3:社内外の円滑なコミュニケーションが可能

クラウドサービスの利用によるメリットとして、円滑なコミュニケーションを可能とする点もメリットといえます。

ビジネスチャットの活用で、リアルタイムでのコミュニケーションを可能とし、電話やメールと比較するとより短時間で情報のやり取りができます。
また、既読機能のあるサービスであれば、情報共有の漏れを防ぐこともできます。
このように、社内外での情報共有がしやすくなり、結果コミュニケーションの活性化につながります。

また、コミュニケーションの活性化の他に、動画や画像の共有、複数人への同時共有が可能なため、従業員の教育に活用することもできます。
業務に関するノウハウを共有することで、全社員の知識レベルが向上し、社員のモチベーションにもつながります。

社用携帯はガラケー?スマホ?選ぶ際のポイントまとめ

本記事では、ガラケーとスマホそれぞれのメリットやデメリットを紹介しました。

通話のみで大丈夫という場合は、「ガラケー」で十分かと思いますが、働き方改革関連法案の成立や新型コロナウイルスの蔓延等により、多様な働き方が求められている現代では、スマホの方が活用度は大きいと言えますので、社用携帯導入の際は「スマホ」を選択されることをおすすめします。

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