2024.03.14

法人携帯のテザリング活用例とメリット・デメリット

目次

ビジネスシーンでは、外出先でパソコンやタブレット、スマホなどを使って作業をする場面も多いのではないでしょうか。

こういった場合、外出先で利用可能なインターネット環境が重要になります。

本記事では、スマホのテザリング機能を使う方法について、詳しく解説していきます。

外出先でインターネットを利用する方法

外出先でインターネットを利用する方法としては主に3つの方法があります。

  1. スマホのテザリング機能を使う
  2. ポケットWi-Fiを使う
  3. 飲食店などのフリーWi-Fiを使う

※フリーWi-Fiはセキュリティの脆弱性から、セキュリティ対策アプリの併用など、利用には十分注意してください。

テザリング機能には種類がある!?

手軽に外出先でパソコン作業を可能にするテザリング機能ですが、テザリング機能の利用方法には種類があります。

本章では、種類と併せて、テザリング機能とはどういったものなのかといった疑問にお答えします。

テザリング機能とは

テザリング機能とは利用しているスマートフォンがWi-Fiルーターと同様の役割を果たし、
スマートフォンのデータ通信を利用しパソコンなどの他の端末のインターネット利用を可能にする仕組みです。

Wi-Fi機能が備わっているスマホ端末であれば、テザリング機能の利用が可能です。

現在販売されているスマホは、基本的にどの端末でも利用できると考えて問題ありません。

スマホのテザリング機能であれば、Wi-Fiルーターを持ち運ぶ必要がないため、手軽にインターネット利用ができます。

企業であれば、従業員に法人携帯としてスマホを貸与するケースも多いので、Wi-Fiルーターを併せて貸し出すとコスト面での負担が大きくなります。

従業員側は持ち運ぶ荷物が少なくなり、企業側はコストを抑えることができ、双方にメリットがあります。

スマホをWi-Fiルーターのように利用するとスマホの通信費用が高額になってしまう恐れがありますが、大容量(50GBプラン)などであれば問題なく利用できます。

法人携帯ドットコムでは、こうした大容量ニーズに対応した格安の法人限定プランもご提案可能です。

合わせてコスト削減をお考えの方はご相談ください。

一般的な接続方法「Wi-Fiテザリング」

スマホのテザリング機能を利用する上で、最も一般的な接続方法が「Wi-Fiテザリング」です。

スマホをWi-Fiルーターの代わりとして利用でき、スマホと併せて、パソコンやタブレット端末などの通信機器でのインターネット接続を可能とします。

スマホの通信環境を利用するため、通信速度は安定しますが、その分バッテリーの消耗が早いです。

また、接続台数が多くなるほど、通信速度は遅くなる傾向にあります。

「Wi-Fiテザリング」のメリット・デメリット

メリット デメリット
通信速度が安定している スマホの充電の減りが早い
・接続台数が多いと通信速度が落ちる

簡単に接続できる「Bluetoothテザリング」

最も簡単に接続可能な方法としては、「Bluetoothテザリング」が挙げられます。

スマホと接続したいパソコンやタブレット端末などを「Bluetooth」機能でスマホとペアリングすることで、インターネット接続を可能とします。

Bluetoothを搭載した機器であれば、ペアリングのみで利用できるため、とても簡単にインターネットを利用できます。

また、Wi-Fiテザリングと比べるとスマホの消費が少なく、バッテリーの持ちは良くなります。

一方、通信速度は少し落ちるため、利用環境によってはストレスを感じる可能性もあります。

「Bluetoothテザリング」のメリット・デメリット

メリット デメリット
スマホの充電の持ちがいい
接続方法が簡単
通信速度が遅い

通信速度が速い「USBテザリング」

「USBテザリング」の接続方法は、スマホと接続したいパソコンやタブレット端末などをUSBケーブルなどで直接接続することで、インターネット接続を可能とします。

Wi-FiテザリングやBluetoothテザリングとは異なり、スマホと直接接続するため、通信速度は安定し高速インターネットを利用できます。

また、パソコンを接続した場合、スマホに給電しながらの利用が可能となるため、バッテリーの消費を気にする必要がありません。

しかし、直接接続する方法なため、基本的に接続可能台数は1台となります。

「USBテザリング」のメリット・デメリット

メリット デメリット
通信速度が安定している
スマホの充電の持ちがいい
接続できるのは1台のみ

テザリング機能の活用例

最新のスマホであれば、パソコンと同様にアプリやツールの利用ができるようになってきましたが、データ編集などはパソコンでの作業の方が効率的に進めることができます。

そのため、外出先でも作業ができるよう、ノートパソコンを持ち歩いている方も多いのではないでしょうか。

こうしたニーズに対応したテザリング機能の活用も広がり、前章ではこうしたテザリング機能の種類について触れてきました。

ですが、種類があるのはわかったけど、どの接続方法が一番合っているのか、こう疑問に思われた方もいらっしゃると思います。

そこで、本章では活用場面に合わせて、最適な接続方法をご紹介します。

活用例1:外出先でのデータ編集

外出先でインターネットを利用したい場合、「Bluetoothテザリング」の利用をおすすめします。

外出先で利用する際は、手軽に利用できる点が重要になります。

テザリングを使用するために、ケーブルやスマホの充電器などを持ち歩くのは荷物にもなります。

そのため、スマホと接続したい機器のみで接続可能なBluetoothテザリングが適しているといえます。

外回りの空いた時間やお昼休みに簡単な確認や作業などに活用することができます。

活用例2:複数端末での社内ネットワークへの接続

複数端末でインターネットを利用したい場合、「Wi-Fiテザリング」の利用をおすすめします。

複数端末を接続してテザリング機能を利用したい際は、Wi-Fiテザリングが適しているといえます。

スマホの消費が早い方法となるため、スマホ用の携帯充電器を併せて用意しておくようにしましょう。

活用例3:長時間のインターネット利用

長時間に渡ってインターネットを利用したい場合、「USBテザリング」の利用をおすすめします。

長時間利用する際は、バッテリーの消費が気になるところです。

テザリング機能を利用したことで、スマホの充電が切れてしまっては困りますよね。

そこで、長時間インターネットに接続する必要がある際は、USBテザリングが適しているといえます。

利用の際は、USBケーブルが必要なため、注意してください。

テザリング機能のメリット

法人携帯でテザリング機能を利用する一番のメリットは、「どこでもパソコンやタブレット端末などで社内インターネットに接続できる」点です。

他にもインターネット接続の方法として、ポケットWi-Fiの利用をされるケースもありますが、法人携帯と併せてポケットWi-Fiの利用料が月額3,000円~4,000円程度かかることになります。

テレワークでのインターネット環境の手配など、毎日・長時間のインターネット接続が必要な場合は、ポケットWi-Fiの方が便利だといえますが、一時的に外出先などで利用する場合はテザリング機能で十分賄えます。

また、お店などにあるフリーWi-Fiでもインターネットの利用自体は可能ですが、セキュリティリスクが懸念され、社内外の機密情報の漏えい事故につながる危険性もゼロではありません。

どこでもインターネットが利用できる点の他にも、「広い通信エリア」や「追加コストがかからない」点が挙げられます。

スマホの通信回線を利用するため、スマホが使えるエリアであれば問題なくインターネットの利用が可能です。

格安SIMなど、通信エリアが限られる通信キャリアを利用されている方は注意が必要です。

ソフトバンクやドコモといった、大手通信キャリアであれば問題ありません。

テザリング機能のデメリット

法人携帯でテザリング機能を利用するデメリットとしては、スマホの「データ通信量の消費

」と「バッテリーの消費

」が挙げられます。

テザリング機能はスマホの通信回線を利用したインターネット接続であると紹介しましたが、利用の際にはスマホのデータ通信量やバッテリーを消費することとなります。

バッテリーを消費したことでスマホの充電が切れてしまった際には、携帯充電器などで充電すれば済みますが、データ容量はこうはいきません。

データ容量の超過により、通信制限がかかってしまうと通常のスマホ利用時にも影響が出てしまいます。

追加料金を支払うことで通信制限の解除も可能ですが、この場合割高な料金となるため通信コストの負担額が大きくなります。

そのため、テザリング機能でのインターネット利用が多いことが想定される場合は、ポケットWi-Fiを別で契約するか、法人携帯の契約データ容量を「大容量(30~50GB程度)」のプランに変更することをおすすめします。

まとめ

本記事では、外出時のパソコンやタブレット利用に便利な「テザリング機能」についてご紹介しました。

スマホの通信可能エリアであれば、どこでも手軽に社内ネットワークにアクセスできれば、空いた時間などを有効活用することで業務効率の改善にもつながります。

社内ネットワークにアクセスするこで、GoogleドライブやDropboxなどのクラウドストレージの利用やデータ編集が可能となります。
他にも、資料作成などできる作業の幅が広がります。
外出先でのインターネット利用が多い方は一度検討されてみてはいかがでしょうか。

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