2025.07.08

法人携帯の解約連絡はどうする?キャリア・管理会社への通知例文とマナー

目次

法人携帯の契約を解約する際、単に端末を返却するだけでは手続きは完了しません。
通信キャリアや管理会社への「解約連絡」が正式な解約プロセスの第一歩です。

とはいえ、「誰に」・「いつ」・「どう伝えるべきか」に迷う担当者も多いのではないでしょうか?
本記事では、法人携帯の解約連絡に必要なマナー・連絡先・例文までをわかりやすく解説します。

法人携帯の解約時に必要な連絡は誰にする?

法人携帯の契約形態によって、連絡先が異なる場合があります。以下の2パターンが一般的です。

通信キャリアと直接契約している場合

  • NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクなどと直接法人契約している企業
  • 契約担当者が専任の場合もあるため、営業担当または法人窓口に連絡
  • 電話 or メール or 専用ポータルでの手続きが必要

代理店・販売パートナー経由で契約している場合

  • 法人携帯代理店(例:大手通信商社、法人モバイル販売代理店)経由の契約
  • 窓口や契約番号が代理店専用となっているケースが多い
  • キャリアではなく代理店に対して解約申請するのが原則

契約時の申込書や請求書に、担当者や問い合わせ窓口が記載されているはずなので、確認しておきましょう。

解約連絡はいつ行うべき?適切なタイミングとは

法人携帯の解約は、即日ではできないことがほとんどです。
以下の点に注意して、早めに連絡することが重要です。

  • 解約希望日の1か月前までに連絡が理想
  • キャリア・代理店により「〇日締め」ルールがある
  • 端末返却・MDM解除・アプリ連携解除などにも時間がかかる

「更新月」のタイミングで「違約金ゼロ」にしたい場合は、さらに余裕を持った計画が必要です。

適切な解約タイミングについては「法人携帯を解約してはいけないタイミングとは?年度末・決算月のリスクを徹底解説」をご覧ください。

法人携帯の解約連絡メール:基本構成と例文

メール連絡時の基本構成

  • 件名:法人携帯〇〇回線 解約のご連絡
  • 宛先:契約時の法人窓口 or 担当営業
  • 本文構成:
    1. ご挨拶と要件(解約の旨)
    2. 契約情報(契約番号/回線数/希望解約日など)
    3. 返却対応・連絡方法
    4. 連絡先や今後の対応について

法人携帯解約連絡メール:例文

件名:【法人携帯 解約のご連絡】●●株式会社 ●●(担当者名)

いつもお世話になっております。●●株式会社の●●です。

弊社が現在契約しております法人携帯について、下記の通り解約を希望しております。

────────────────────
■契約名義:●●株式会社
■契約番号:XXXX-XXXX-XXXX
■対象回線:〇回線(番号:080-XXXX-XXXX など)
■希望解約日:20XX年〇月〇日
────────────────────

返却手続きや解約処理について、ご案内いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――――――
●●株式会社 
情報システム部 ●●(氏名)
TEL:XX-XXXX-XXXX
Email:xxxx@example.co.jp
――――――――――――――――
  

形式ばった書き方ではなく、簡潔で必要な情報が揃っていることが重要です。

電話で解約連絡する場合の注意点

急ぎの場合や、メールでは伝わりにくい内容がある場合は電話連絡も有効です。
その際は、以下の点に注意しましょう。

  • 回線数や契約番号を事前に手元に準備
  • 「解約日」だけでなく「返却予定日」や「対応部署」も明確に伝える
  • 可能であれば、メールでの記録もあわせて残す(言った/聞いてない問題を防ぐ)

まとめ|法人携帯の解約は「連絡の段取り」で差が出る

法人携帯の解約において、キャリアや代理店への解約連絡は最初の一歩です。
連絡の内容やタイミングによって、手続きがスムーズになるかどうかが決まります。

以下のポイントを押さえて対応しましょう。

  • 契約形態(キャリア直 or 代理店)に応じた窓口への連絡
  • 解約希望日の1か月以上前には連絡を
  • メール例文や電話連絡で、具体的な契約情報を明記

解約のタイミングや社内対応に不安がある方は、下記の記事も併せてご確認ください。
法人携帯の解約完全ガイド|違約金・手順・社内対応・トラブル防止まで徹底解説