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法人携帯の乗り換え(MNP)とは?
法人携帯の乗り換え(MNP)とは、携帯電話の番号はそのままに他社の通信キャリアに乗り換えることができるサービスのことをいいます。
本記事では、「個人名義から法人名義へ、番号そのままで乗り換えること」を「法人契約のMNP」と呼んでいます。
法人名義で乗り換えるメリットとしては、法人限定の格安料金プランの利用による大幅なコスト削減が可能な点です。
法人名義での契約(変更)、MNPはカンタンな手続きで完了しますので、コスト削減を考えている方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
また、法人の方だけでなく、個人事業主の方も利用可能です。
本記事では、詳しい内容やメリットについて解説します。
法人携帯の乗り換え(MNP)で通信コストを削減!
>法人契約のMNP(乗り換え)の最大のメリットは、月々のランニングコストが安くなることです。
安い月額料金で利用できる格安SIMと同程度の料金で利用することができます。
【スマホの平均月額利用料金比較】
法人名義 | 個人名義 |
---|---|
2,911円 | 5,351円 |
出典:MM総研「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2021年7月時点)」
※法人名義の料金はドコモ、au、ソフトバンクのデータ容量3GBの平均月額料金
※個人名義のデータ利用容量の中央値は3GB
※2021年9月1日時点
このように、法人または個人事業主の方であれば法人名義で契約する方がお得に利用することができます。
個人契約で利用している場合、法人契約のMNPで乗り換えをするメリットは十分にあります。
月額料金が安くなること以外にも、法人限定の割引サービスやキャンペーンを実施しているところが多いので、よりお得感を感じやすいかと思います。
法人契約のMNPのコスト面のメリットについて、もう少し詳しく触れていきます。
メリット1:法人限定の料金プランが利用できる
「携帯ショップで乗り換えをした際には、法人限定の料金プランの案内は受けなかった」と疑問に感じている方もいるかもしれません。
これは法人限定の料金プランは携帯ショップや家電量販店では取扱いがないため、案内を受けられないケースがあるためです。
この限定プランで契約するには、各通信キャリアの法人窓口(オンライン)もしくは正規代理店に問い合わせる必要があります。
また、各社法人向けに様々な割引サービスを提供しているため、乗り換えを検討している方はどれくらい料金が安くなるのか問い合わせてみてはいかがでしょうか。
メリット2:携帯端末の費用が0円!?
基本的に正規代理店で契約した際のメリットといえますが、各社独自のキャンペーンを実施しています。
代理店によっては端末代金0円で提供しているところもあります。
法人契約の実績が多い代理店に多く見られるキャンペーンです。
このキャンペーンを活用することで、無料で新しい端末に変更できるのでおすすめです。
法人携帯ドットコムでは、人気のiPhoneも端末代金0円で提供可能なキャンペーンも実施しています。
導入実績40万社だからこそ可能な、キャンペーンを多数ご用意しています。
携帯端末代金が0円にできれば、法人契約のMNPによるコスト削減効果をダイレクトに実感していただけます。
メリット3:変更に伴う各種手数料も0円!
変更に伴う各種手数料も正規代理店独自のキャンペーンを活用することで、負担額0円でMNPを可能とします。
【MNP手続きにかかる手数料】
新規契約事務手数料
新しく契約する通信キャリアに対して発生する契約事務手数料(3,000円/1回線)
MNP転出手数料
解除違約料 元々利用していた通信キャリアに対して発生する転出手数料(2,000円/1回線)
長期割引の適用などで発生する解除違約料
料金は契約内容により異なる
法人契約のMNPなら、これらの手数料をかけることなく乗り換えが可能です。
メリット4:料金プランの見直しができる
利用実態の把握
まず初めに、通話やデータの使用実態を把握しましょう。
これによって、必要な通信容量やオプションサービスを的確に選択できます。
新プランの比較
新しいキャリアが提供するプランを詳細に比較検討します。
通信速度、料金体系、オプションサービスなどを含めて、複数のプランを比較しましょう。
割引や特典の確認
新しいキャリアでは、契約特典や割引が提供されることがあります。
これらの特典を活用して、よりお得な条件で契約することが可能です。
将来の見通し
通信ニーズが将来変化する可能性がある場合、将来の見通しも考慮してプランを選択しましょう。
柔軟なプランがあれば、将来の変更にも対応しやすくなります。
カスタマーサポートへの相談
最適なプランを選ぶ際には、新しいキャリアのカスタマーサポートに相談することもおすすめです。
質問や疑問を解消し、納得のいくプランを見つけましょう。
法人携帯の乗り換え(MNP)なら手続きカンタン・丸投げOK
法人携帯の正規代理店では、MNPの契約をサポートしてくれるところもあり、カンタンな手続きだけでMNPが完了します。
個人契約時のMNPでは、自分で手続きを進めていかないといけないことがほとんどなため、
法人契約ならではのメリットといえます。
手続きに不安がある、時間を割けないなどといった場合は、代理店に相談してみてください。
法人携帯ドットコムでは、ソフトバンクへのMNP(乗り換え)に対応しています。
法人携帯の乗り換え(MNP)で気を付けたいポイント
法人契約のMNPで乗り換える際に、気を付けたいのが契約を切り替えるタイミングです。
契約を切り替えるタイミングによっては、
切り替え前の通信キャリアと切り替え後の通信キャリアに二重に基本料金が発生してしまう場合があります。
そうすると、無駄なコストは発生することとなり、通信コストが割高になってしまいます。
また、切り替え後のデータの移行や設定など、少しスケジュールに余裕を見て契約するようにしましょう。
業務に支障をきたすことがないように進めることも重要です。
特に複数台の導入時、機種端末に指定がある場合は契約する通信キャリアや、
正規代理店の入荷状況などの確認も忘れずにしましょう。
納品日など相談に乗ってくれるケースもあります。
法人携帯の乗り換え(MNP)の流れ
手順1:利用機種やプランの選定
利用状況や目的を明確にした上で、実際に利用する機種や料金プランを決めていきます。
とはいえ、どの料金プランにすればどれくらいコスト削減ができるのか分かりづらいですよね。
法人携帯の正規代理店であれば、専門スタッフがMNPした場合の料金シミュレーションを出してくれます。
料金シミュレーションを元にどの代理店で契約するのが安いのかが把握できるはずです。
手順2:MNP予約番号の発行
MNP予約番号は、現在契約している通信キャリアに依頼することで発行が可能となります。
電話やWebサイトで簡単に手続きが可能です。
また、予約番号の発行時は必要な書類等も一切ないため、すぐに完了します。
手順3:契約書の記入・法人印の捺印
利用する機種や料金プランが確定し、MNP予約番号の発行が済むと、次は乗り換え先の通信キャリアとの契約となります。
正規代理店を挟む場合、契約の手続きはすべてサポートしてもらえると思いますので、準備しておきたい書類などについて紹介します。
準備しておく書類
法人確認書類
登記簿謄本、現在(履歴)事項証明書、印鑑証明書のいずれか1点
担当者の本人確認書類
運転免許証、パスポート、マイナンバーカードのいずれか1点
担当者の名刺もしくは社員証
法人印
法人確認書類は、発行から3か月以内のものが必要となりますので、契約に合わせて法務局にて取得しておきましょう。
法人携帯の乗り換え(MNP)手続き
身分証明書
通常、本人確認のために身分証明書が必要です。運転免許証やパスポート、
健康保険証などが利用できます。法人契約の場合は、法人の登記簿謄本や代表者の身分証も必要です。
前回の請求書または契約内容
現在利用している携帯電話の契約内容や前回の請求書が必要な場合があります。
これによって、新しいキャリアで同様のプランを提供できるかどうか確認されることがあります。
MNP申請書
MNPを利用する場合、MNPの申請書が必要です。
これは新しい携帯キャリアに提出する書類で、現在の携帯電話番号を引き継ぐためのものです。
口座情報
契約料金の支払いに利用する口座情報が必要な場合があります。
自動引き落としを設定する際に必要です。
新しい機種の選択
新しい契約で携帯端末を購入する場合、希望する機種やプランを選択する必要があります。
これによって料金や契約条件が変わることがあります。
法人向けの場合の追加書類
法人契約の場合は、法人の登記謄本や代表者の身分証明書など、法人に関連する書類が追加で必要となることがあります。
これらの必要事項は一般的なものであり、各携帯キャリアが具体的な手続きや必要書類を定めています。契約を進める前に、利用したいキャリアの公式ウェブサイトやカスタマーサポートに確認を行うことが重要です。
法人携帯の乗り換え(MNP)を安くするには
- 利用実態の把握
まず初めに、法人内での携帯利用実態を確認しましょう。通話やデータ使用量、必要な機能などを把握することで、最適なプランやオプションを選びやすくなります。
- 複数キャリアの比較
複数の携帯キャリアの法人向けプランを比較検討してみてください。各キャリアが提供するプランや割引条件、特典を比較し、コスト面だけでなくサービスの質も考慮しましょう。
- 法人割引や固定電話連携
キャリアによっては法人向けの割引や、固定電話との連携による特典があります。これらを活用することでコストを削減できるかもしれません。
- 共有プランの検討
法人内で複数の携帯端末を利用する場合、共有プランを検討してみてください。データプールを共有することで、無駄なコストを削減できます。
- キャッシュバックや特典の交渉
キャリアによっては、契約時にキャッシュバックや特典を提供してくれることがあります。交渉力を発揮して、できるだけお得な条件を手に入れましょう。
- 不要なオプションの見直し
利用していないオプションやサービスが契約に含まれている場合、不要なものは見直して削減することでコストを軽減できます。
- 長期契約の検討
一定期間の長期契約を結ぶことで、通常よりも割引が受けられることがあります。将来の利用予定を考慮して検討してみましょう。
法人携帯の乗り換え(MNP)での注意点
- 契約内容の確認
現在の契約内容や利用中のプランを把握しましょう。通話料金やデータプラン、オプションサービスなどを確認して、新しい契約先で同等またはそれ以上の条件が提供されるか確認します。
- MNP手数料
MNPの際には、一部のキャリアが手数料を請求することがあります。これを事前に確認し、予算に組み込むようにしましょう。
- 新規契約特典
乗り換え先のキャリアが提供する新規契約特典やキャンペーンを確認します。特典内容や期間限定のキャンペーンを活用して、よりお得な条件で契約できるか検討します。
- 機種の選定
MNPの際には新しい携帯端末を選ぶことが一般的です。機種の性能や機能、価格を比較し、法人のニーズに合った端末を選定します。
- 契約期間と解約条件
新しい契約の際には契約期間や解約条件を確認します。将来的な変更や乗り換えの可能性に備えて、柔軟な条件を選ぶことが重要です。
- 音声・ネットワーク品質の確認
乗り換え先のキャリアの音声・ネットワーク品質やサービスエリアを確認しましょう。特に法人利用では通信の安定性が重要です。
- 法人割引や固定電話連携
法人契約ならではの特典や割引、固定電話との連携サービスなども検討対象です。これらが法人の業務にどれだけ貢献できるかを確認します。
法人携帯の乗り換え(MNP)についてのまとめ
法人・個人事業主の方であれば、法人契約のMNP(乗り換え)の活用は必須といえます。
格安SIMと同等の月額料金で、大手通信キャリアならではの手厚いサポートを受けることが可能です。
電話番号そのままに通信コストを削減しましょう。
正規代理店に任せてしまえば、手続きもとても簡単なため、個人名義で利用している場合は検討してみてはいかがでしょうか。