2024.12.10

格安SIM(シム)の速度に関する基礎知識!速度が遅い場合の対処法は?

目次

スマホを3大キャリアから「格安SIM(シム)」に変更すると、大幅なコストダウンが期待できます。
しかし、契約をするにあたって気になるのが「速さ」です。
一般的に格安SIM(シム)は速度が遅いといわれていますが、実際はどうなのでしょうか。

そこで、本記事では格安SIM(シム)の速度に関する基礎知識を紹介します。
あわせて、速度が遅い場合の対処法も解説します。

格安SIM(シム)の速度は遅い?遅くなる場合の要因とは

実際、格安SIM(シム)の速度は遅いのでしょうか。その要因と共に説明します。

格安SIM(シム)の速度はキャリア回線より遅い

格安SIM(シム)の通信速度は、基本的に3大キャリア回線よりも遅いというのが現状です。
3大キャリアとは、ドコモ、ソフトバンク、auのことです。

その理由として、格安SIM(シム)がキャリア回線の一部を借りてサービスを提供していることが挙げられます。

つまり、格安SIM(シム)のユーザーは限られた回線量を分け合って使用しているのです。
その結果、どうしても自社回線を保有しているキャリアよりも遅くなってしまうのです。

ただし、使う場所や時間帯によっては格安SIM(シム)のほうがキャリアよりも速い場合もあります。
そのため、一概に格安SIM(シム)=速度が遅いとはいえないのです。

各通信キャリアの比較についてはこちらから

格安SIM(シム)の速度が遅くなる要因とは

格安SIM(シム)の速度はユーザーの数が増えれば増えるほど遅くなります。
というのも、格安SIM(シム)の場合はキャリアから借りた限られた回線量をユーザー同士で分け合って使用しているからです。

そのため、ユーザーがスマホを使うことが多い時間帯は遅くなりやすい傾向にあります。
例えば、会社の昼休みの12〜13時、夕方から夜にかけての18〜21時の時間帯などです。

また、イベント会場や駅周辺など人が多い場所もユーザーが増えるため、速度が遅くなります。
スマホを使いすぎてデータ容量超過になった場合は速度制限が課せられてしまい、この場合も速度は遅くなるでしょう。

このほか、スマホ本体の故障や経年劣化が原因の場合もあるので、スマホの状態によっては買い替える必要があるでしょう。

スマホの速度はどのくらいあればいいの?

速度が遅いとストレスがたまります。
ストレスなくスマホを利用するためには、WEBサイトを閲覧する場合は下り3mbps・上り1mbps程度必要です。
動画閲覧の場合は5〜25mbps、オンラインゲームの場合は5mbps以上必要になります。


ただし、高画質の動画を閲覧したり、データ量が重いゲームをしたり、オンライン会議に参加したりする場合は、これ以上の速度が必要になるので注意しましょう。

自分でできる!格安SIM(シム)の速度を測定する方法

格安SIM(シム)を使う前に、どのぐらいの速度なのか、確認したい人も多いでしょう。
実は、速度は自分自身で測ることが可能です。

格安SIMの速度を計測できるWEBサイトとしては「FAST」「USEN GATE」「ブロードバンドスピードテスト」「BNRスピードテスト」などがあります。

格安SIMの速度を計測できるアプリとしては「FAST」「Speed test Check」「Speed test Master」などがあります。
これらを利用して測ってみるとよいでしょう。

ただし、詳細な通信速度を知りたい場合は、時間帯を変えて何度かテストすることが大切です。
というのも、先に述べた通り、時間帯によって通信速度が異なるからです。

特に、お昼時や夕方から夜にかけてはユーザー数が増えるため、通常よりも速度が落ちます。

イベント会場やターミナル駅など人が多く集まる場所も通常よりも速度が落ちるため、速度測定の際は避けたほうがいいでしょう。


また、回線側のトラブルが原因で遅くなっているケースもあります。
この場合は、リアルタイムで格安SIM(シム)ごとの速度状況などがわかるWEBサイトを使うようにしましょう。

格安SIM(シム)の速度が遅いときはどうしたらいい?

格安SIM(シム)の速度が遅い場合、「仕方がない」と諦めるしかないのでしょうか。
実は、いくつか対処法があるのです。次から紹介していきます。

モバイルデータ通信を一度オフにしてから再度オンにする

基地局がスマホの電波を認識していないケースがあります。
一度、スマホのモバイルデータ通信をオフにし、その後、オンにしてみましょう。

すると、基地局がスマホの電波を再認識して電波を拾い直してくれる可能性があります。
その結果、通信状況がよくなるのです。一度、試してみてもうまくいかない場合もあります。
そのときはオンとオフを何度か繰り返すとよいでしょう。

ちなみに、「機内モード」にすると、モバイルデータ通信をオフにしたことになります。
機内モードのボタンをクリックして、オンオフを切り替えるのもよいでしょう。

スマホを再起動してみる

電波の問題ではなく、スマホ本体に不具合が生じている可能性もあります。
スマホ本体で起きているエラーを解消するためには、一度スマホの電源を切って、もう一度電源を入れてみることをおすすめします。
スマホを再起動すると、起動中のアプリが終了するため、スマホ内のメモリが解放されて軽くなります。
その結果、スピードが速くなるケースもあるのです。


このほか、古いスマホの場合、劣化による不具合が生じている可能性があります。
この場合、スマホを買い換えたら問題なく使用できます。

場所や時間帯を変えて試してみる

スマホを使っている場所が、電波が入りにくい場所なのかもしれません。
屋内や地下にいる場合は、電波が入りやすい窓際や地上に移動するようにしましょう。
また、トンネルや山間部なども電波がつながりにくい場所です。


そのため、これらの場所から離れてしまえば、急に速度が速くなることもあります。
さらに、12〜13時のお昼休みの時間、17〜19時の通勤・通学時間は使う人が多いため、速度が遅くなります。
これらの時間帯は高画質の動画を閲覧したり、データ量が重いゲームをしたりしないようにしましょう。

Wi-Fiを使う

格安SIM(シム)とWi-Fiを上手に組み合わせることによって、速度の遅さがカバーできるだけでなく、データ容量の節約にもなります。

例えば、自宅や職場などでは固定のWi-Fi回線を利用するようにしましょう。
カフェや美容室などでは客へのサービスの一環として、フリーのWi-Fi回線が使える場合が多々あります。
外出先では積極的に利用するとよいでしょう。


ただし、フリーのWi-Fi回線の場合、スマホに保存しているデータを盗まれるというリスクもあります。
くれぐれもセキュリティには注意することが大切です。


また、どこでも格安SIM(シム)と組み合わせて使用できるように、持ち運びできるポケットWi-Fiも同時に契約しておくこともおすすめします。

格安SIM(シム)を選ぶときは速度以外も重視しよう!

格安SIM(シム)を選ぶときは速度以外にも大切なポイントがあります。
まず、料金プランやキャンペーンをチェックしましょう。
その際、1カ月ではなく1年間を通した料金で比較することをおすすめします。


次に、契約を検討しているプランのデータ容量がどのぐらいなのかもチェックします。
いざというときのためにデータ容量は多ければ多いほどよいというわけではありません。
データ容量が多くなってしまった分、料金が高くなる可能性があるからです。
そうなると、格安SIM(シム)で節約した甲斐がなくなってしまいます。
自分の使い方に合うデータ量を選ぶことが大切です。


最後に、格安SIM(シム)に対応している端末かどうかも確認しましょう。
今使っている端末に格安SIM(シム)が対応していなければ、新たに端末を購入しないといけなくなってしまうからです。
使いたい格安SIM(シム)の公式サイトにアクセスすると、対応端末が掲載されています。

格安SIM(シム)を選ぶポイントについてはこちらから

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