2022.08.11

格安SIM(シム)を比較するポイントを解説! おすすめキャリアはどこ?

目次

2022年3月に行われた「格安スマホに関するアンケート調査(第8回)」によると、格安SIM(シム)や格安スマホを利用する人は回答者1万100人の3割以上でした。
2017年3月に行われた第3回の調査と比較して約2倍に増加しています。
格安SIM(シム)は2台以上持ちたい人にも選ばれやすいです。

そこで、今回は格安SIM(シム)で注目したほうが良い点比較するポイントについて解説するとともに、おすすめのキャリアについて紹介します。

格安SIM(シム)を比較するポイントとは?

格安SIM(シム)を比較するときは、まず「何を重視するのか」を決めることが大切です。
例えば、月額利用料金、データ通信の容量、回線の品質、キャンペーン内容などが挙げられます。
それぞれに注目してみましょう。

月額利用料金

格安SIM(シム)と呼ばれているように、月額利用料金の安さが大きな魅力となっています。
「格安スマホに関するアンケート調査(第8回)」では、
格安スマホを選定する際に重要視するポイントとして、月額利用料金が85.2%を占めました。

格安キャリアはいずれも低価格プランが用意されていますが、
3GBプランでは複数のキャリアの料金に100~300円前後の幅があります。

そのため、希望するデータ通信容量やオプションといった基準を統一したうえで、
キャリアごとに料金を比較することが大切です。

データ通信容量

通信回線が安定しているなど、品質にこだわりたい人も多く、
前述したアンケートでは53.8%が格安SIM(シム)の安定性にこだわっています。

料金が安く、しかも、携帯電話の大手キャリアと変わらない程度の通信性の良さがあるのならば、格安SIM(シム)が良いという意見も少なくありません。

せっかく格安SIM(シム)を契約しても、毎月データ通信の容量不足になるのはストレスになってしまいます。
現状で使用しているデータ通信量を確認し、乗り換えた後で不満が出ないようにすることが重要です。

使用回線

通信速度や安定性などの回線にかかわる品質は、使用する回線によって大きく異なります。
ただ、混雑する時間帯や場所で使用していれば同時接続者も多いので遅くなりがちですし、
スマホそのものの状態によっても遅くなるケースがないとはいえません。

回線の安定性は、実際に使用してみなければわからない部分です。

例えば、都市部以外であれば大手キャリアのほうがカバーエリアが広く、格安プランもあります。
もしくは、そのサブブランドでも良いでしょう。

キャンペーン

キャッシュバックがあったり、月額料金が割引かれたりなどのキャンペーンがあるかどうかも重要項目です。
また、ポイント還元も実質的な割引となるため、チェックしましょう。

もし、キャンペーンを目的として乗り換えるのであれば、
実施する期間や適用条件をあらかじめ把握しておいたほうが良いです。

格安SIM(シム)を比較! おすすめキャリア11選

ここからは、格安SIM(シム)の
「月額利用料金」「データ通信容量」「使用回線」「キャンペーン内容」で各社の違いを比較しています。

今回おすすめのキャリア11社を紹介しているので、自分に合ったものを探すための参考にしてください。

mineo

「mineo」は自分に合ったデータ容量が1GB、5GB、10GB、20GBの4種類から選べるのが魅力の格安SIM(シム)です。
料金は、5GBの場合、通話とSIM(シム)のプランで月額1518円、データ通信のみ(シングルタイプ)は月額880円のみです。

パケット放題Plusは各プランの料金に、5GB以下の場合は月額385円プラス、10GB以上の場合は無料で利用できます。
お試し200MBコースが月額330円~です。

さらに、mineoでは、契約から1年間誰とでも電話をかけ放題の「かけ放題サービス」が割引されるキャンペーン(2023年3月31日まで)を行っています。

通常、10分かけ放題は月額550円ですが、契約から1年間は月額440円、無制限は月額1210円がキャンペーン期間中は月額990円で利用できます。

通信回線はドコモ、au、ソフトバンクから選択可能です。

povo2.0

povo2.0は基本料金が0円で、必要なトッピングの料金のみかかるという新しい形の格安SIM(シム)です。

トッピング例は、スマホ故障サポートが月額830円、24時間のみデータ使い放題を利用したいのであれば1回につき330円です。
つまり、データや電話、メールなどをまったく使わなければ月額0円ですみます。

1週間だけ1GBのデータ容量の追加で1回390円、30日間3GBで1回につき990円、30日間20GBで1回あたり2700円です。
さまざまなキャンペーンも頻繁に開催されており、これまであったものでは対象データトッピングの利用者に通信量を増量プレゼントするキャンペーンを行っています。

また、新規加入者に対して7日間データ使い放題キャンペーン(2022年10月16日まで)が行われることもあるのでお得です。
auのオンライン専用プランなので、auの4Gや5G回線を利用できます。

LINEMO

LINEMOは3GB利用できるミニプラン(月額990円)と20GB利用できるスマホプラン(月額2728円)の2種類から選択できます。
データの追加購入は1GBにつき550円です。

キャンペーンとして、契約から1年間は通話準定額の場合で1回あたり5分以内の通話であれば無料、
通話定額であれば550円引きの1100円で利用できます(終了日未定)。

LINEMOの通信回線はソフトバンクと同一回線であるため、ソフトバンク利用時と同じ程度の速度が期待できるものです。

IIJmio

IIJmioはドコモとau回線を利用することが可能で、音声SIM(シム)は2GBプランの場合で月額850円です。
ただ、IIJmioひかりとセットにして利用すると月額410円と半額近い金額で利用できます。

2GBプランの場合、SMS利用で月額820円、データ(タイプD)740円、eSIM(データ通信・ドコモ回線のみ)440円です。
SIM(シム)と同時にスマホを購入すると、スマホ端末の価格が割引される(他社からの乗り換えは不可)のでお得に購入できます。

また、データチャージをしたいときも1GBあたり220円とリーズナブルです。

キャンペーンとして、2022年10月31日まで他社からの乗り換えで、
契約から6カ月間音声SIM(シム)が月額440円引き(IIJmioひかりとのセットの場合は660円引き)になります。

また、光回線のIIJmioひかりとSIM(シム)をセットで契約すると、毎月600円引きで利用可能です(期間なし)。

OCN モバイル ONE

OCN モバイル ONEは、契約した初月の月額基本料が無料です。
料金は、1カ月500MBコースが月額550円、1GBコースが月額770円で、OCN光モバイル割が毎月200円引きとなります。

OCNアプリ(新コース)経由でデータを追加購入すると、1GBあたり500円、それ以外での購入は0.5GBあたりで500円です。
OCNでんわの完全かけ放題プランは月額1430円で利用できます。

公式サイトなどからSIM(シム)のみ申し込みと500MBコース限定での他社から乗り換えキャンペーン(2022年11月30日まで)として、初期費用と月額利用料がキャッシュバックされます。

そのため、実質3カ月間0円で利用することが可能でドコモ回線を利用できます。

楽天モバイル

楽天モバイルはドコモ、au回線を利用できます。
料金は3GBまでならば月額1078円、3GB~20GBまでは月額2178円、20GB以上(無制限)は月額3278円です。

楽天モバイルでは初めての申し込みで最大8000円相当のポイント還元(終了日未定)、
スマホトク得乗り換えキャンペーン(終了日未定)では最大1万9000円分のポイントが還元されます。

Rakuten UN-LIMITでは1日のデータ通信量が10GBを超えると通信速度が最大1Mbpsほどに制限されるので注意しましょう。

楽天モバイルの特徴についてはこちらから

UQ mobile

UQ mobileの通信回線はau回線を利用できます。
料金プランは「くりこしプラン+5G(S・M・L)」があります。Sプランが3GBで月額1628円~です。

Mプランが15GBで月額2728円、Lプランが25GBで月額3828円です。
月額550円でオプションのデータ増量を利用すると、Sプランが5GB、Mプランが20GB、Lプランが30GBになります。

このデータ増量オプションには1年間無料キャンペーン(終了日未定)が行われており、
申し込むと最大13カ月間増量されたデータ容量を無料で利用可能です。

UQモバイルの特徴についてはこちらから

ahamo

ahamoはドコモ回線を利用しているため、高速通信となっています。
料金はahamoプランで20GBが2970円、ahamo大盛りが100GBで4950円です。

国内通話は5分間無料、海外データ通信は20GBまで無料となっています。
また、dゴールドカードで支払いをすると、データ容量が5GB付与されるのでお得です。

データ容量は1GB追加ごとに550円かかります。
ahamo大盛りプランでは、オプション(月額1980円)相当のdポイントが12月までの利用月数に応じてプレゼントされるキャンペーン(2022年12月31日まで)の利用が可能です。

これによって、キャンペーン期間中は実質月額2970円になります。

QTmobile

QTmobileはドコモ回線(Dタイプ)とau回線(Aタイプ)、ソフトバンク(Sタイプ)が利用できます。
DタイプとAタイプは通話とSIM(シム)利用で2GBプランが月額1100円、
Sタイプが1GBプランで6カ月目までは月額1254円、7カ月以降が月額1870円です。

九州電力「九電まとめて割」と「BBIQ×QTモバイルセット割(無期限)」適用でDタイプ・Aタイプともに2GBで月額800円とリーズナブルな料金になります。

Sタイプは6カ月目までが月額1034円、7カ月目以降が月額1650円です。

Y!mobile

Y!mobileの通信回線はソフトバンクの回線を使用しています。
料金はシンプルSプラン3GBで月額2178円、Mプラン15GBで月額3278円、Lプラン25GBで月額4158円です。

余った分の通信容量は翌月に繰り越されるため、その分多めに利用できます。
また、お得なキャンペーンもさまざま行われており、月額550円のデータ増量オプションが初めての申し込みだと1年間無料で利用できるキャンペーン(無期限)があります。

ワイモバイルの特徴についてはこちらから

BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイルの通信回線はタイプAがau回線、タイプDはドコモ回線を利用できます。
料金は電話+データ通信のプランで、プランS(1GB)が月額1078円、
プランM(3GB)が月額1320円、プランL(6GB)が月額1870円です。

家族割を適用すると、2回線目からSプランが月額858円、プランMが月額1100円、プランLが月額1650円となります。
通信容量を気にせずに使用したい人はdonedone(50GB)月額2728円を利用するのも良いでしょう。

キャンペーン(期限なし)として、スマホとパソコンなどを1つで守ることができるセキュリティセット・プレミアムが通常月額418円のところを、契約から最大2カ月間無料で利用できます。

BIGLOBEの特徴についてはこちらから

格安SIM(シム)を比較して使い方に合わせた選択をしよう

>格安SIM(シム)の比較には月額利用料金、データ通信容量、使用回線、キャンペーン内容を確認したうえで、使い方に合ったものを利用しましょう。

法人用に格安SIM(シム)の利用を検討している場合は経理処理、
コスト削減のほか、セキュリティ面に強い法人携帯がおすすめです。

導入する台数が多い場合は契約時に時間がかかる可能性があるため、時間に余裕をもっておくのが良いでしょう。