2024.12.10

格安SIMとは? 仕組み・メリット・選び方・注意点を 徹底解説【料金比較表あり】

目次

スマホ代を節約したいなら、格安SIMの活用が有力な選択肢です。
しかし、安い理由や大手キャリアとの違いを理解しないまま契約すると、思わぬトラブルや不便を感じることもあります。
本記事では、格安SIMの仕組みからメリット・デメリット、失敗しない選び方まで初心者向けにわかりやすく解説します。

まずは料金比較!格安SIMと大手キャリアの違い

「格安SIMって本当に安いの?」と思う方のために、まずは大手キャリアとの料金差を具体的に比較してみましょう。
同じデータ容量でも、格安SIMに乗り換えると月額がどれだけ安くなるのかがひと目でわかります。
節約効果を知ることで、乗り換えのメリットがイメージしやすくなります。

プラン 大手キャリア 格安SIM
月3GB 約5,000円 約1,000円~1,500円
月10GB 約7,000円 約2,000円~3,000円
無制限プラン 約8,000~9,000円 約3,500円~5,000円

同じデータ容量でも格安SIMなら大手キャリアに比べても、「約半額以下」で使えることが多いです。

格安SIMとは?大手キャリアとの違い

格安SIMとは、NTTドコモやau、ソフトバンクといった大手キャリアの回線を借りてサービスを提供する通信事業者(MVNO)のSIMカードのことです。

電波はキャリアと同じなので全国どこでも使えますが、回線の仕組みやサポート体制には違いがあります。
ここではその基本を解説します。

  • 大手キャリア:通信インフラ(基地局など)を自社で保有・運用
  • 格安SIM:キャリアの回線を借りて運用する
イメージ図:
キャリアの巨大な回線 → 格安SIM事業者が一部をレンタル → ユーザーに安く提供 (※ここに「MVNOの仕組み」の図解イメージを入れる)

つまり、スマホで使う電波はキャリアと同じなので、圏外になることは基本的にありません。
ただし、回線を借りている分、混雑時間帯は速度が落ちやすい傾向があります。

なぜ格安SIMは安いのか?仕組みを解説

格安SIMは大手キャリアと同じ回線を使いながら、なぜこれほど安く提供できるのでしょうか?
その理由は、通信設備の維持費や店舗運営コストを抑えたビジネスモデルにあります。
ここでは、料金が安い仕組みを具体的に解説し、納得して選べるようにしましょう。

  1. 通信設備の維持費が不要 → 回線を借りているため、基地局の維持管理コストがかからない
  2. 店舗運営コストを削減 → オンライン契約が主流で実店舗が少ない
  3. シンプルな料金体系 → キャリアのような複雑な割引がなく、運用が効率的

このため、同じ回線品質でも料金を大幅に抑えられるのです。

格安SIMのメリット

格安SIMの最大の魅力は、なんといっても料金の安さです。
しかし、それだけでなく、自分に合ったデータ容量を柔軟に選べたり、契約の縛りが少ないなど、自由度が高いのも特徴です。ここでは、格安SIMに乗り換えることで得られる主なメリットを具体的に紹介します。

  • 月額料金が大幅に安い(半額以下になるケースも)
  • データ容量を自分の利用スタイルに合わせて選べる
  • 契約の縛り(2年縛りなど)がほとんどない
  • 最新iPhoneやSIMフリー端末との相性が良い
  • オンライン契約で手続きが簡単

特に「LINE・メール・SNS・動画視聴程度しか使わない」というライトユーザーには非常におすすめです。

格安SIMのデメリット・注意点

格安SIMには料金面でのメリットがある一方、注意しなければならないデメリットもあります。
特に通信速度やサポート面では大手キャリアと同じではないため、契約前に把握しておくことが大切です。

ここでは、よくある注意点を具体例とともに紹介します。

  • お昼や夕方は通信速度が遅くなる傾向 回線を借りているため、混雑時間帯は速度が低下しやすい。
  • キャリアメールが使えない @docomo.ne.jpなどのメールは提供されない。
  • サポート体制が限定的 店舗が少ないため、トラブル時はオンラインや電話サポートが中心。
  • 初期設定が必要な場合がある APN設定など、初心者には少しハードルがある。

格安SIMが向いている人・向いていない人

格安SIMは誰にでも向いているわけではなく、利用環境やスマホの使い方によっては向かない場合もあります。
ここでは、どんな人に格安SIMがぴったりで、どんな人には大手キャリアの方が合っているのかを整理しました。
自分がどちらに当てはまるかチェックしてみましょう。

向いている人 向いていない人
スマホ代をとにかく節約したい
Wi-Fi環境がある
LINEやSNSが中心のライトユーザー
自分で設定ができる
混雑時間帯に高速通信が必要
キャリアメールが必須
店舗での手厚いサポートが欲しい

格安SIMを選ぶときの基本チェックポイント

格安SIMは多くの会社がサービスを提供しており、料金プランや回線タイプもさまざまです。
失敗しないためには、自分の利用スタイルに合わせて比較することが重要です。

ここでは、初心者でも簡単に選べるように、最低限チェックすべきポイントを解説します。

  1. 回線タイプ → ドコモ・au・ソフトバンク回線のどれかを選ぶ
  2. 料金プラン → データ容量・通話オプションを比較
  3. 通信速度・安定性 → 口コミや実測データをチェック
  4. サポート・支払い方法 → 店舗が必要か、口座振替はできるか
  5. キャンペーン内容 → 乗り換え特典や初期費用無料も重要

初心者におすすめの格安SIM3選

「どれを選べばいいかわからない…」という方のために、初心者でも失敗しにくい定番の格安SIMを3社だけ紹介します。
それぞれの特徴を簡単にまとめているので、自分の使い方に合いそうなものをチェックしてみてください。
詳細はランキング記事でも解説しています。

  • LINEMO → ソフトバンク回線でLINEギガフリー
  • IIJmio → とにかく月額が安い!eSIM対応
  • ahamo → ドコモ回線で速度も安定

詳しくは 2025年最新!おすすめ格安SIMランキング&比較 をチェック!

よくある質問(FAQ)

格安SIMに乗り換える際に、よくある疑問をまとめました。
料金や電波の心配、契約方法など、初心者が気になるポイントを簡単にチェックできます。
ここを読めば、基本的な疑問は解決できるはずです。

  • Q1. 格安SIMにすると本当に安くなるの?
    A1.大手キャリアから乗り換えると、月額が半額以下になるケースがほとんどです。
  • Q2.電波が悪くなることはある?
    A2.基本的にはキャリアと同じ回線なので圏外になることはありません。ただし混雑時間帯は遅くなる場合があります。
  • Q3.キャリアメールは使える?
    A3.使えません。代わりにGmailやYahoo!メールなどを利用します。
  • Q4. 乗り換え手続きは難しい?
    A4.オンラインで10分程度で完了します。MNP予約番号が必要です。

まとめ|格安SIMでスマホ代を賢く節約しよう

格安SIMは、大手キャリアと同じ回線を使いながら料金を大幅に抑えられる便利なサービスです。
ただし、通信速度やサポート体制などに違いがあるため、契約前にメリット・デメリットを理解しておきましょう。